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罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援

司法と福祉の協働実践

弁護人と福祉専門職は刑事弁護活動のなかで，どのように協働すべきか。書式CD－ROM付。

著者	内田　扶喜子著谷村　慎介著原田　和明著水藤　昌彦著
ジャンル	法律 > 刑事法 > 実務書
出版年月日	2011/02/10
ISBN	9784877984724
判型・ページ数	A5・224ページ
定価	本体2,800円＋税
在庫	在庫僅少

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この本の内容

刑事司法手続に知的障害者が数多く「発見」されているが、適切な対応がなされていない。まず、弁護人と福祉専門職は、刑事弁護活動のなかで、何をどのように行うべきか、そして、両者はどのように協働すべきか、をまとめた。

第1部　知的障がいと犯罪
――――――――――――――
第1章　矯正施設（刑務所・少年院）のなかの知的障がい者
　第1節日本における知的障がい者の数的現状
　第2節矯正施設における知的障がい者の数的現状
　第3節矯正施設における知的障がい者処遇の現状と課題
　第4節知的障がいのある矯正施設入所者の再犯防止に向けた支援とは
第2章　知的障がいと障がい特性
　第1節知的障がいとは
　第2節知的障がいの特性
第3章　知的障がいと犯罪行為
　第1節法的観点から見た犯罪・責任・責任能力
　第2節知的障がいと犯罪行為の関係

第2部　支援・弁護活動の実際
――――――――――――――
第1章　弁護活動とソーシャルワーク
　第1節ソーシャルワークと弁護士
　第2節刑事弁護と福祉専門職
　第3節ソーシャルワークのプロセスと刑事弁護のプロセス
　第4節知的障がい者とのコミュニケーション－－「通じる」と勘違いする危うさ
　第5節刑事司法分野における弁護士と福祉専門職との連携
第2章　公判までの具体的プロセスと対応
　第1節事件の発生－－逮捕されてしまう前に
　第2節逮捕されてから起訴されるまで－－捜査段階
第3章　裁判（公判段階）情状弁護の考え方と方法
　第1節刑事裁判制度と刑事手続きの流れ
　第2節刑事裁判における知的障がい者の支援と理解の現状
　第3節起訴されてから裁判に入るまで（第1回公判期日前）での弁護と支援
　第4節公判段階での弁護と支援
　第5節小括
　第6節法廷外での支援－－成年後見制度の活用を含む
第4章　判決後の支援
　第1節更生保護の考え方
　第2節判決後の支援
　第3節少年院収容者への支援
　第4節出所・退院後の生活支援
　第5節所得保障制度の活用
　第6節福祉制度の活用と精神科医療
　第7節成年後見制度の必要性

第3部　支援はどこに向かうべきか
――――――――――――――
第1章　予防的支援を考える
　第1節権利擁護と予防的支援
　第2節予防的支援の手法
　第3節予防的支援の考え方－－アシスティブアドボカシー
第2章　刑事司法における課題
　第1節オーストラリア・ビクトリア州の社会内処遇制度と我が国の処遇制度の課題
　第2節「クライアント・オーバービュー・リポート」「ジャスティス・プラン」と我が国の刑事司法の課題
　第3節知的障がいのある犯罪被疑者の取調べの適正化
　第4節まとめ
第3章福祉の充実による更生支援
第1節海外との比較から日本の福祉に求められるもの
第2節現在の支援を拡充するために

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