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2016.01.20
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2015.12.01
季刊 刑事弁護66号
◇特集の趣旨と分析の試み●森下 弘
◇裁判員裁判の量刑の基本問題--刑法理論の観点から●浅田和茂
◇裁判員裁判における量刑判断--日弁連での判決分析から●岡 慎一
〈事例報告〉
◇神戸地判平21.12.3◎殺人:求刑半減以上、執行猶予付との大幅減刑がなされた事例●安原 浩
◇さいたま地判平22.7.29◎殺人:保釈獲得で得られた情状事実などによって執行猶予とされた事例●神尾尊礼
◇札幌地判平22.1.15◎殺人ほか:きわめて悪い犯情の事案をどう闘うかという問題を提起する事例●磯田丈弘
◇佐賀地判平22.3.19◎殺人、死体遺棄:併合審理した3人の共犯事件で1人のみ大幅減刑がされた事例●長戸和光
◇東京地立川支判平22.7.30◎殺人未遂ほか:「求刑超え」判決が言い渡された事例●田岡直博
◇名古屋地判平22.2.4◎傷害致死:被告人の人となりを強調して執行猶予を得た事例●山田陽介
◇京都地判平21.12.10◎傷害致死:弁護人の量刑意見がほぼ受け入れられ、執行猶予を得た事例●高山利夫
◇水戸地判平22.1.29◎危険運転致死:危険運転致死事件において被害者参加がなされた事例●佐谷道浩
◇奈良地判平21.11.30◎集団強姦致死:共犯事件において被告人らの「生き直し」を重点とした事例●佐藤朋子
◇仙台地判平21.12.16◎強盗致傷、窃盗ほか:最終弁論から弁護方針を立て執行猶予を得た事例●齋藤拓生
◇長崎地判平21.11.20◎強制わいせつ致傷、同未遂:性犯罪事件で保護観察付執行猶予判決を得た事例●梶村龍太/中井信郎
◇大阪地判平2.3.25◎強盗強姦ほか:全員が女性裁判員のもとで性犯罪の被告人を弁護した事例●小橋るり
◇裁判員はどう思ったか--裁判員経験者の視点から●伊藤秀行
[巻頭論文]
◇被逮捕者と公的弁護●葛野尋之
[特別対談]
◇鹿児島裁判員裁判無罪判決をどうみるか●木谷 明/大出良知
[単発論文]
◇「池袋通り魔事件」に関する最高裁判決をめぐって●中谷陽二/コメント:北潟谷 仁
◇死刑は特別か?--裁判員制度下の死刑事件審理に関する考察●デイビッド・T・ジョンソン/訳:田鎖麻衣子
[裁判員裁判レポート]
◇耳目を驚かし、死刑判決が予想された事件で無期懲役となった事例●山本 剛
[刑事弁護レポート]
◇取調べ一部録画がなされている場合に自白の任意性を争った弁護活動--有罪判決獲得が困難として公訴が取り消された事例●荒井俊英
◇徹底した情状弁護で得た執行猶予●森本憲司郎
[刑事弁護ニュース]
◇責任能力が問題になる裁判員裁判の経験交流会開催報告●菅野 亮
◇第5回医療観察法付添人全国経験交流集会報告--通院医療の改善に向けて●梁 龍成
[刑事弁護日誌]離島での刑事弁護●梶永 圭
[新人弁護士日記]名張事件を通して●佐々木啓太
[司法修習 日々の徒然]新64期司法修習生 ただいま修習中!●大海原
[ロー・スクール通信]第6回新司法試験●谷川浩輔
[連載]
◇少年事件研究会 リレー報告12:殺人未遂事件の殺意を争う●神奈川「少年問題研究会」
◇北尾トロの弁護人!これで裁判勝てますか1:泥酔記憶喪失ひき逃げ事件●北尾トロ
◇刑事弁護人のための刑法1:正当防衛●金 尚均/遠山大輔
◇法律家のための犯罪学入門8:犯罪統計入門Ⅰ--警察統計から見た日本の治安●浜井浩一
◇訴訟能力の研究4:コミュニケーション障害●金岡繁裕
◇孫子の兵法に学ぶ法廷戦略4:一貫した公判活動を行うための準備(兵勢篇)●八幡紕芦史/中野勝之/堀 悠子
◇桜丘だより35:ベテランに替われ●櫻井光政
[コラム]
◇Q&A刑事弁護 未決勾留日数について●清水伸賢
◇Q&A少年事件 少年否認事件における弁護活動--被疑者段階●前田 領
◇世界の刑事司法 司法取引による冤罪●幡新大実
◇Book Review 植村立郎著『少年事件の実務と法理--実務「現代」刑事法』●武内謙治
[判例]刑事弁護判例アップ・トゥ・デイト●辻本典央
[続・事件の風土記]冤罪を生む日本の司法をみつめる●毛利甚八