-
原真氏が『わたしの居場所』で、貧困ジャーナリズム賞2021を受賞!
2021.11.22
-
【書店フェア】ここで、生きる 『わたしの居場所』をつくる人々◎NR出版会
2021.07.20
ニッポンに生きる
在日外国人は今
日本語できずに苦労 死線さまよい、難民として来日──コイ・パダラ(カンボジア)
娘の夫は父が決める 異国でもイスラム貫く──モハメド・アフザル(パキスタン)
ごちそうし、もっと困った人にあげる ボランティアの食料配給を受けて──金平ジウバーニャ(ブラジル)
日本人夫のDVにぼう然 娘の自立願うシングルマザー──村木マリア(仮名、フィリピン)
互いに知らないこと多い 大学院目指す就学生──李春霞(中国)
つながりの中で自分再発見 2国間で揺れた在日3世──山元大輔(韓国)
第2章 隣の日本人
コミュニティーづくりの中心に 不動産業で異文化交流──荻野政男
法改正は双方に打撃 研修・実習生を受け入れた工場経営者──室山宗平(仮名)
小説を読むのが夢 老いて日本語を学ぶ中国残留孤児──大中はつゑ
別れても借金背負う フィリピン人女性と偽装結婚──阪口真一(仮名)
会話する場をつくりたい 主婦らがボランティアで日本語教室──古賀美津子
強制送還後も仕事を支援 不法滞在者を雇った造園業者──関谷正夫
第3章 働いて働いて
帰りたい、でも帰れない 一時解雇された日系人──レオナルド・ウエハラ(ペルー)
最後のチャンスに懸ける 国家試験に臨む看護師候補者──パルリアン・インダ・ヤティ(インドネシア)
保証金没収を恐れ、不正も「仕方ない」 元実習生が工場を提訴──田紅遠(中国)
社会に受け入れられない 不法滞在で在日22年以上──ザイン・ミルザ(仮名、パキスタン)
競争にもまれ、転職繰り返す 質と量を兼ね備えた技術者──アミト・シンデ(インド)
第4章 併合100年の韓国・朝鮮人
苦労ばかりやった 年金から排除された在日1世──宋良
民族や体制を超えた支援を受けて 建て替えの朝鮮学校前校長──宋賢進
在日には今も日本国籍がある 政府を訴えた研究者──金明観
家族と普通に暮らすのが夢 帰国事業で北へ、脱北し再び日本へ──木村成泰(仮名)
ニューカマーの支援に奔走 指紋押捺拒否した弁護士──張学錬
副主任を解任、また任命 神戸市立中の常勤講師──韓裕治
地方選挙権に決着を 最高裁で実質勝訴した原告団長──金正圭
韓国の民族名で教壇に ルーツ示す日本国籍教諭──宋喜久子
南北境界に養豚場を 統一後押しする実業家──都相太
第5章 難民鎖国
精神的拷問を受けている 千人申請しても認定ゼロ──ハリル・チカン(トルコ・クルド)
助けを求めに来て収容される 認定申請中は働けず困窮──キンボワ・ワハブ(仮名、ウガンダ)
認定されても仕事なく 生活保護に頼る元記者──ジョゼフ・ボンゴ(仮名、アフリカ)
在特が出ても家族を呼べず 在留資格「定住者」と「特定活動」で格差──マウン・マウン(仮名、ミャンマー)
孤立して薬物や窃盗に走る 服役繰り返すインドシナ難民──グエン・バン・ダイ(仮名、ベトナム)
第6章 自らの手で
「オレの歌」が自分の証明 難民2世のラッパー──MCナム(ベトナム)
2つの世界を泳げる人に 同胞を支援する母娘──松原マリナ、ルマ(ブラジル)
日本企業本社の経営幹部候補 日本に留学して就職──何書勉(中国)
同じ立場の無国籍者を組織化 横浜中華街出身の研究者──陳天璽(台湾)
広がる排外主義に抗う 研究者や労組役員が運動──前田朗、山口素明
第7章 共生への提言
50年で1千万人受入れを 育成型で新しい国づくり──坂中英徳(移民政策研究所長)
努力に報いる制度を 求められる労働環境の底上げ──鈴木江理子(国士舘大准教授)
差別許さないメッセージを 2カ国語教育の公立校も──アンジェロ・イシ(武蔵大准教授)
なぜ日本にいるのか理解を ありのままが認められない──金朋央(コリアNGOセンター東京事務局)
難民認定の独立行政機関を 包括的な政策が必要──渡辺彰悟(全国難民弁護団連絡会議事務局長)
高校に進学できる指導を 非漢字圏の子の状況深刻──王慧槿(多文化共生センター東京代表)
将来は単純労働者も必要に 国民に選択肢示したい──黒岩宇洋(法務政務官)
第8章 解説
在日外国人小史
在日外国人の現状と課題