季刊 刑事弁護72号

特集：裁判員裁判の改善に向けて－－３年後見直しの論点と制度改革の展望

特別企画：接見室での録音・録画等と秘密交通権

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［特集：裁判員裁判の改善に向けて－－３年後見直しの論点と制度改革の展望］
◇刑事弁護の活性化と裁判員裁判の見直し－－企画の趣旨●水谷規男
◇裁判員裁判の到達点と課題●大出良知
◇裁判員の選任手続の現状と課題●菅野 亮
◇公判前整理手続の現状と課題●坂根真也
◇争いのある事件における手続二分●青木孝之
◇裁判官の説示、評議のあり方、多数決制の見直し●守屋克彦
◇裁判員の守秘義務の大幅な緩和●牧野 茂
◇裁判員裁判経験弁護人からの改善提案：主観的併合の審理のあり方●岩永 愛
◇裁判員裁判経験弁護人からの改善提案：死刑事件審理のあり方●村井宏彰
◇裁判員制度を生かすために刑法・刑事訴訟法をどう変えるべきか●水谷規男
◇裁判員制度３年後検証から見えてきたもの●村岡啓一

［特別企画：接見室での録音・録画等と秘密交通権］
◇接見室での録音・録画をめぐる実情と問題の所在●高山 巌
◇接見室内での電子機器の利用について●森下 弘
◇弁護人接見の電子的記録と接見時の電子通信機器の使用●葛野尋之

［巻頭論文］
◇最高検「『可視化』試行『検証』」を検証する●小坂井 久

［単発論文］
◇少年刑引上げの改正をどうみるか●村中貴之
◇なぜ刑事弁護を熱心にやるのか●上田國廣
◇死刑求刑が予想される裁判員裁判において光市事件をどのように説明するか●永田憲史
◇再審福井事件と証拠開示●吉村 悟／山口征樹
◇刑事再審における証拠開示の現状分析と理論的検討●斎藤 司
◇強すぎる検察（「検察官司法」）と裁判員制度（下）●木谷 明

［刑事弁護レポート］
◇控訴審における自白の信用性判断を妥当とした最高裁の無罪判断●二國則昭
◇「東電女性社員殺害事件」再審開始決定●宮村啓太
［付添人レポート］
◇元家裁調査官との協働による保護処分相当性の立証活動●松田和哲
［Q&A刑事弁護］
◇訴因変更・弁論再開・調書に関する異議申立て●依田高明
［Q&A少年事件］
◇付添人の意見書の書き方●村中貴之

［連載］
◇法律家のための犯罪学入門(14)：再犯防止と数値目標●浜井浩一
◇接見交通権確立の闘い最前線(６)：裁判所構内での接見妨害の再発を防ぐ－－勾留質問時の裁判所構内接見拒否国賠事件●小川光郎
◇訴訟能力の研究(7)：責任能力鑑定において訴訟能力に疑義が呈された知的障害事例とその弁護課題●中島 直／佐藤隆太／金岡繁裕
◇裁判員裁判事例研究シリーズ(４)：ケースセオリー変更と主張・立証の再検討●法テラス本部裁判員裁判弁護技術研究室
◇事例から学ぶ証人尋問のテクニック! Part 2（２）：先生！ 教えてください－－専門家証人の主尋問（その１）●大阪弁護士会刑事弁護委員会ダイヤモンドルール研究会ワーキンググループ
◇孫子の兵法に学ぶ法廷戦略(10)：弁論準備の仕方について学ぶ（九地篇）●八幡紕芦史／中野勝之／堀 悠子
◇判決後の処遇・更生と弁護活動(6)：判決後の処遇における福祉と弁護活動●井戸勇貴／津島理恵／福島至／政次秀夫／山口枝見子
◇桜丘だより(41)：市民の感覚●櫻井光政

［コラム］
◇刑事弁護日誌　「日本のふるさと」遠野の弁護人●亀山 元
◇新人弁護士日記　法曹５年目の新人弁護士●池上 弘
◇司法修習 日々の徒然　貸与制と就職難と私たち●仙人掌
◇ロー・スクール通信　備えあれば憂いなし●淵上春樹
◇Cinema Guide　マシニスト●加藤英一郎
◇この弁護士に聞く　●児玉晃一　インタビュアー：南川学

［お知らせ］
◇弁護士高野嘉雄氏を偲ぶ会
◇第12回国選弁護シンポジウム
◇犯罪社会学2012年度大会
◇「死刑廃止を考える日」
◇取り調べの可視化を求める市民集会