障害者弁護ガイドブック
先駆的実践と事例から学ぶ
障害のある人の刑事弁護および支援に長くかかわってきた弁護士たちの実務経験や底流にある理念をまとめ、今弁護士が目の前の依頼人にどう対応すべきかの道標を示す。
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障害者弁護ガイドブック オンデマンド(ペーパーバック)
1 障害のある人をサポートする弁護士となったきっかけ
2 弁護は法廷内だけでは完結しない
3 チーム弁護・支援のつくり方
4 従来の刑事弁護をどう応用するのか
5 障害のある少年への対応
6 債務整理と生活支援
7 おわりに~障害のある人の支援に最大限の努力を
座談会で紹介した事例
事例1 アスペルガー症候群を看過された男性の脅迫事件
事例2 広汎性発達障害のある男性の窃盗・銃刀法違反事件
事例3 服役経験があり、重度の知的障害のある女性の住居侵入事件
事例4 広汎性発達障害のある男性の強制わいせつ事件
事例5 児童虐待を受けた少女の保護
事例6 中度の知的障害のある女性の成年後見
事例7 中度の知的障害のある男性の強制わいせつ事件
事例8 アスペルガー障害のある少年の強制わいせつ事件
事例9 高機能自閉症のある男性によるインターネット犯罪(威力業務妨害事件)
事例10 軽度の知的障害が疑われる女子少年の窃盗事件(少年院送致)
事例11 暴力団員による支配・家族離散から、生活回復を目指す知的障害のある家族
事例12 軽度の知的障害のある人の金銭管理
事例13 親族の使い込みによる、知的障害のある男性の窃盗事件
事例14 知的障害のある男性の債務整理
Q&A 障害者弁護の基礎と実践
基礎編
Q1 知的障害とはどのような障害ですか?
Q2 広汎性発達障害とはどのような障害ですか?
Q3 精神障害とは、どのような障害ですか?
Q4 てんかんとは、どのような障害ですか?
Q5 障害のある人は、普段どのように生活しているのでしょうか?また、彼らを支える制度やサービスにはどのようなものがありますか?
Q6 障害のある人は犯罪行為を起こしやすいのでしょうか?
実践編
Q7 知的障害・発達障害のある人の刑事事件で一般的に配慮すべき点は何でしょうか。
Q8 知的障害・発達障害のある人の事件においては、弁護活動による獲得目標はもっぱら「福祉の支援につなげること」であり、障害のない人の事件の場合とは異なるのでしょうか?
Q9 知的障害・発達障害のある人の被疑事件の初期段階で注意すべきことは何でしょうか?
Q10 被疑者についての知的障害・発達障害の存在、内容、程度、特徴は、どのようにして把握すればよいのでしょうか?
Q11 知的障害のある人の供述調書はすべて不同意にしておいたほうがいいですか? また、被疑者ノートを差し入れても、記録することが難しいのではないかと思いますが。
Q12 いつも飲んでいる精神科の薬があるので、差し入れたいのですが、できますか?
Q13 障害があることを立証したら、裁判は有利に進められますか?
Q14 障害があるとわかった場合、訴訟能力は争うことはできますか?
Q15 知的障害があるとわかったら、心神喪失・心神耗弱を主張することはできますか?
Q16 知的障害のある人の証言の信用性はどう争えばよいでしょうか? 尋問において留意することはありますか?
Q17 知的障害・発達障害のある人の事件では、常に責任能力を争うのでしょうか?
Q18 知的障害・発達障害のある人の情状弁護において注意すべきことは何でしょうか?
Q19 知的障害・発達障害のある人の事件の場合、親がキーパーソンとして矢面に立つべきなのでしょうか?
Q20 精神鑑定を求めるのはどういう場合ですか?
Q21 裁判後にやるべきことはありますか?
Q22 他領域の専門家とはどのようにして連携したらよいでしょうか?
Q23 連携すべき専門機関としてはどのようなところがありますか?
Q24 とくにアスペルガー症候群・広汎性発達障害の人を支援している団体にはどのようなところがありますか?
Q25 医師等との連携は不可欠でしょうか?
Q26 学校の教員との連携はどのようにしたらよいでしょうか?