オルヴェウス・いじめ防止プログラム
学校と教師の道しるべ
世界20カ国以上で導入され、大きな成果をあげているいじめ防止プログラムの邦訳。
著者 | ダン オルヴェウス 著 オルヴェウス・いじめ防止プログラム刊行委員会 訳 小林 公司 監 横田 克哉 監 |
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ジャンル | 教育 |
出版年月日 | 2013/12/24 |
ISBN | 9784877985738 |
判型・ページ数 | A5・320ページ |
定価 | 本体2,500円+税 |
在庫 | 在庫僅少 |
いじめを生みにくい環境の整備と「一人ぼっちの人を仲間に入れる」展望(小野田正利)
◆はじめに
◆1 日本語版刊行にあたって
◆2 日本語訳にあたっての注意事項
◆3 凡例
第1部 オルヴェウス・いじめ防止プログラム(学校版ガイド)
◆『学校版ガイド』の目的について
◆謝 辞
序章
◆はじめに
◆いじめとは何か
◆学校でいじめに取り組むことの大切さ
◆生徒たちとその未来のために
◆健全な学校環境のために
◆大きなコミュニティのために
◆学校のリスクマネージメント(危機管理)を目的として
◆これは賢明な「投資」です
第1章 「オルヴェウス・いじめ防止プログラム」の導入
◆「いじめ防止プログラム」とは
◆「いじめ防止プログラム」の最終目標とは
◆誰のために「いじめ防止プログラム」はつくられたのか
◆「いじめ防止プログラム」の教材とは
◆プログラムの実施内容
◆「いじめ防止プログラム」の効果
◆「いじめ防止プログラム」の歴史的な背景
◆「いじめ防止プログラム」は国家的に承認されたプログラム
◆ 学校でプログラムを実施するさい、どんな支援が利用できるか
第2章 「いじめ防止プログラム」の実施にあたって考えること
◆学区レベル(教育委員会など)での支援
◆なぜ教科ではなく「制度変革アプローチ」が適切なのか
◆プログラム実施にむけた「挑戦」
◆プログラム実施の準備が整ったと判断する基準
第3章 学校で「いじめ防止プログラム」を開始する
◆「いじめ防止プログラム」の中心となる原則とは
◆いじめに取り組むさい、学校がおかしやすい誤り
◆全校プログラムの実施内容
◆「いじめ防止協議委員会」
◆「いじめ防止プログラム」のクラスでの実施内容
◆保護者を巻き込むこと
◆「いじめ防止プログラム」の個人レベルでの実施内容
◆「いじめ防止プログラム」の地元地域での実施内容
◆プログラムの正確な実施のために
第4章 プログラム・コーディネーターの選任と「いじめ防止協議委員会」の設置
◆プログラム・コーディネーターの選任
◆「いじめ防止協議委員会」のメンバーの選任
◆「いじめ防止協議委員会」の重要性
◆「いじめ防止協議委員会」のミーティングとみなさんの役割
◆ 「いじめ防止協議委員会」メンバーをどう認知し顕彰するか
第5章 「オルヴェウス・いじめアンケート」の実施と結果の利用
◆いじめについて生徒を調査する理由
◆「いじめアンケート」の内容
◆「いじめアンケート」実施の方法
◆アンケート結果の解釈と利用
第6章 「いじめ防止協議委員会」と学校の他のスタッフ・トレーニング
◆誰が学校のトレーニングを主導するのか
◆「いじめ防止協議委員会」メンバーが受けるトレーニング
◆他のすべての学校スタッフが受けるトレーニングの種類
◆スタッフ・トレーニング用の部屋と資料の準備
◆トレーニング中の記録は必要か
第7章 スタッフ討議グループの設置
◆スタッフ討議グループの目的とは
◆スタッフ討議グループはどのように組織されるのか
◆誰がスタッフ討議ミーティングを主導するのか
◆学校の雰囲気に及ぼすスタッフ討議グループの影響
◆スタッフ討議のテーマ(トピック)
第8章 学校の反いじめルールといじめに対する結果の導入
◆適切に運営されている学区の教育政策とは
◆いじめが学校で起きないための「処方箋」
◆いじめに向き合うために用いる4つの反いじめルール
◆校則にこれらのルールをどう取り入れればよいか
◆ルールを守った、またはルールに違反した結果に対してどうすべきか
◆いじめに関連した懲罰問題にどう対応すべきか
第9章 「校内生徒見守り制度」の精度をあげること
◆いじめの「ホット・スポット」はどこか
◆どれくらいの回数、生徒の見守りをすればよいのか
◆見守りをする大人の役割と態度はどのようなものか
◆大人がいじめ事態に介入するばあい、反いじめ4ルールと他の「いじめ防止プログラム」の実施内容をどう利用すればよいのか
◆調整された生徒見守り制度とは
◆「ホット・スポット」の見守り方法
◆校庭を見守りするために必要な行動
◆学校の廊下を見守るにはどんな対策が講じられるべきか
◆食堂での見守り体制
◆生徒のトイレの巡視体制
◆学校の行き帰りのバスでの生徒の見守り、徒歩での学校の行き帰りについて、どのような行動が必要か
◆教室での生徒の見守り体制
◆いじめの減少や防止に役立つように、学校のデザインをどう変えればよいか
第10章 個人レベルでのいじめ対応
◆いじめの現場を見たら、スタッフはどうすべきか
◆直接の介入後、どのような対応を次にすべきか
◆スタッフが、生徒の一人に関わるいじめ問題がありそうだと話を聞かされたばあい、どうすべきか
◆“保護者”とどう向き合うべきか
第11章 生徒に対するプログラムの導入
◆キック・オフ・イベントの実施時期
◆キック・オフ・イベントを準備し、実施するため学校がすべきこと
◆キック・オフ・イベントでカバーされるべきもの
◆キック・オフ・イベントの活動として、他にどんな活動をプログラムに含めるか
◆キック・オフ・イベントの後どうすべきか
第12章 クラスでの「いじめ防止プログラム」のサポート
◆クラスミーティングを組織し、主導するにはどんなステップが工夫されるべきか
◆全校的なリーダーシップチームはこれらクラスの努力をどう支援できるか
◆クラスミーティングで付け加える他に有益な教材
第13章 保護者との連携
◆なぜ学校は「いじめ防止プログラム」に保護者を関わらせるべきなのか
◆保護者や家庭を「いじめ防止プログラム」実施に巻き込む方法
◆全校保護者会の開催中、スタッフはどうすべきか
◆学級保護者会では教師はどうすべきか
第14章 地元地域のさまざまな努力の展開
◆地元地域のグループが、いじめ防止のさまざまな努力を支援するやり方
◆より広範な地元地域に、反いじめメッセージを広めるためにできること
◆地元地域の指導者をどう確認するか
◆地元地域はいつ努力を始めるか
第15章 努力を継続すること
◆「いじめ防止協議委員会」とプログラム・コーディネーターの役割を引き続き維持すること
◆年度ベースでの「いじめアンケート」の実施と管理
◆「いじめ防止プログラム」に精通した保護者を確保しておくこと
◆検討すべきその他の考え
第16章 プログラムの成果を評価すること
◆いつプログラム評価を始めるべきか
◆どのような評価がなされるべきか
◆その結果を誰に知らせるべきか
◆私たちはどのようにプログラムを評価することができるか
第17章 高校でのプログラムの実施
第2部 オルヴェウス・いじめ防止プログラム(教師版ガイド)
第1章 「オルヴェウス・いじめ防止プログラム」の導入
◆「いじめ防止プログラム」とは
◆「いじめ防止プログラム」の最終目標とは
◆誰のために「いじめ防止プログラム」は作られたのか
◆「いじめ防止プログラム」の教材とは
◆「オルヴェウス・いじめアンケート」
◆プログラムの実施内容
◆「いじめ防止プログラム」の効果
◆「いじめ防止プログラム」の歴史的な背景
◆「いじめ防止プログラム」は国家的に承認されたプログラム
◆学校でプログラムを実施するさい、どんな支援が利用できるか
第2章 いじめのいろいろな側面を理解すること
◆なぜ教室でのいじめに取り組まなければいけないのか
◆いじめの定義とは
◆いじめは力のアンバランスを含む
◆いじめ問題の原因に関する全体像
◆挑発的被害者またはいじめ加害者ー被害者
◆いじめる側の生徒の性格
◆なぜいじめるのか
◆いじめの状況で生徒はどのような役割を果たすのか
◆いじめのグループメカニズム
◆いじめに関する根拠のない風説とは何か
◆いじめの特殊な問題点は何か
第3章 学校全体でプログラムを実施するためのサポート
◆「いじめ防止プログラム」の背景にある中心的な原則
◆これらの中心的な原則の持つ意味は何か
◆「いじめ防止プログラム」の学校全体の実施内容とは何か
◆「いじめ防止協議委員会」
◆「いじめ防止協議委員会」とスタッフ・トレーニング
◆学校全体で「オルヴェウス・いじめアンケート」を実施
◆スタッフ討議グループ
◆いじめに対する学校のルールを紹介する
◆「校内生徒見守り制度」の再検討と改善
◆学校が主催するキック・オフ・イベント
◆保護者の関わり
◆地元地域の協力
◆プログラムを実行する通常のスケジュール
第4章 クラスで「いじめ防止プログラム」を始める
◆「いじめ防止プログラム」のクラスに向けた実施内容
◆「いじめ防止プログラム」の準備に必要なこと
◆「いじめ防止プログラム」をクラスで推進するその他の方法
第5章 ルールを設けて前向きなクラスを創る
◆いじめに反対する学校のルール
◆「4つの反いじめルール」を生徒に教える方法
◆ ルールを守ったこと、守らなかったことの結果
◆前向きな学級経営を創造する方法
第6章 クラスミーティングを開く
◆クラスミーティングの目的
◆クラスミーティングを組織し指導するために踏むべき段階
◆クラスミーティングでは、何を話し合うべきか
◆クラスミーティングの進展度評価について
第7章 ロールプレイの用い方
◆ロールプレイ活用の効果
◆どんなロールプレイがよいか
◆生徒がいじめ事態を演じることを認めてよいか
◆クラスミーティングでロールプレイを活用する前に行うべきこと
◆解決のないロールプレイをどう活用するか
◆振り返りの話し合い
◆提案された解決のあるロールプレイを活用する
第8章 個人レベルでいじめに向き合うこと
◆いじめを見たばあい、どうすべきか
◆どのような結果を選ぶべきか
◆即座の介入の後、どのようにフォローアップすべきか
◆生徒の一人に関係すると思われるいじめについて話しがあったばあい、どうすべきか
◆いじめを受けた生徒との面談
◆いじめを受けている生徒の保護者に連絡し、話し合うための方法
◆教師にいじめ行為を知らせるために連絡をしてきた保護者との協力の方法
◆他の人をいじめている生徒との話し合い
◆他の人をいじめている生徒の保護者とどのように対応すべきか
◆他の人をいじめている生徒の保護者と連絡をとり、話すための方策
◆傍観者の生徒の保護者とどのように話し合うべきか
◆いじめが起きているとの疑いが、まだ事実かどうか確実ではないばあいどうすべきか
第9章 保護者との協力
◆「いじめ防止プログラム」で保護者を巻き込む活動のメリットは何か
◆クラスに関わっている保護者について、留意すべきことは何か
◆「いじめ防止プログラム」のクラスでの実施に保護者を巻き込むのは可能か
◆学級保護者会で、教師は何をすべきか
◆学級保護者会を主導するための補足的な話題は何か
第10章 基本プログラムを越えて
◆長期にわたり核となるプログラムを続けること
◆カリキュラムにいじめの話題を取り入れること
◆疑問の多いいじめ教材の特徴
◆終わりに
第3部 資料篇
資料1 いじめの実態と「反いじめ4ルール」(本文の補足)
資料2 いじめ記録帳
資料3 反いじめ活動の進め方と留意点
資料4 ロールプレイの方法とその効果
資料5 オルヴェウス・いじめ防止プログラム(保護者用パンフレット)
資料6 いじめアンケート(児童生徒用)
資料7 プログラム継続実施におけるチェックリスト
以上