新刊

コンセプトとしての人権

その多角的考察

コンセプトとしての人権

学際的な観点で人権に光を当て、あらためて人権について考えてみよう。

著者 マイケル フリーマン
髙橋 宗瑠 監訳
ジャンル 法律 > 法学教育 > 教科書
出版年月日 2016/12/25
ISBN 9784877986612
判型・ページ数 A5・240ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

「人権」は法的な問題と捉えられがちであるが、はたしてそうだろうか。実は、人権に関する最も重要な問題のいくつかは、法的分析によって答えることができない。むしろ、哲学や社会科学のほうが答えを見出すのにふさわしいことがある。学際的な観点で人権に光を当ててみる。

第2 版はしがき 謝辞 翻訳者はしがき

1 はじめに――人権を考える
現実/概念/社会科学/人権法を超えて/結論

2 起源――自然権の盛衰
なぜ歴史か/権利と専制君主/正義と権利/自然権/革命の時代/自然権の衰退

3 1945年以降――権利の新たな時代
国連及び人権の復活/世界人権宣言/理論から実践へ/冷戦/冷戦後/9.11とその後/結論

4 人権理論
なぜ理論をみるのか/人権理論/権利/正当化/具体化/民主制/その他の価値/義務と負担/権利間の対立/人権に対する異論/結論

5 社会科学の役割
イントロダクション──人権と社会科学/法学の優越とその批判/政治学/社会学/社会心理学/人類学/国際関係論/結論

6 普遍性、多様性及び差異性――文化と人権
文化帝国主義の問題/文化相対主義/少数者の権利/先住民族/民族自決権/女性の権利/児童の権利/性的少数者

7 人権をめぐる政治
人権をめぐるリアル・ポリティクス/ブーメラン理論/人権をめぐる国内政治/人権侵害を説明する――計量的アプローチ/世界政治におけるNGO/結論

8 グローバリゼーション、開発、貧困――経済と人権
グローバリゼーション/世界的な貧困と不平等/経済的及び社会的権利/発展/発展の権利/発展の原因/貿易と投資/企業/国際的な金融機関/気候変動/グローバル・ジャスティス――地球規模の社会正義/結論

9 21世紀の人権
歴史の教訓/人権への反論/人権法を超えて/終わりに

◎著者プロフィール
マイケル・フリーマン(Michael Freeman)
英国エセックス大学名誉教授。PhD(エセックス大学)。人権理論と実務、とくに世界の貧困と人権、文化相対主義について研究する。これまでに日本、米国、スコットランド、中国、ブラジル、メキシコ、スウェーデン、南アフリカなど、20カ国以上の大学で講義を行った。アムネスティ・インターナショナル英国支部長や国際評議員会議の議長代行も歴任。主な著作として、本書のほか以下がある。Nationalism and Minorities (Belgrade: Institute of Social Sciences, 1995, co-editor). Edmund Burke and the Critique of Political Radicalism (Oxford: Blackwell, 1980). Frontiers of Political Theory (Brighton: Harvester Press, 1980, co-editor).

◎翻訳者プロフィール
髙橋宗瑠[監修]
英国の国際人権NGO、Business and Human Rights Resource Centre(ビジネス・人権資料センター)初日本代表、青山学院大学法学部講師、立教大学講師、創価大学文学部講師。英国エセックス大学大学院にて法学修士号(国際人権法)取得。アムネスティ・インターナショナルの日本支部及び国際事務局(ロンドン)で勤務後国際連合に転職、ジュネーブなどを経て 2009年3月より 2014年 5月まで国連人権高等弁務官事務所パレスチナ副代表を務める。著書に「パレスチナ人は苦しみ続ける:なぜ国連で解決できないのか」(2015年、現代人文社)、Human Rights and Drug Control: The False Dichotomy (Hart Publishing、2016年)、Human Rights, Human Security, and State Security: the Intersection(Praeger Security International、2014年)。

大内勇也[5章、7章担当]
東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム助教。法政大学法学部政治学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士後期課程単位取得退学。

鈴木 悠[3章、6章担当]
東北大学大学院法学研究科特任フェロー。同研究科にて、修士(法学)、博士(法学)、英国エセックス大学にて、修士(国際人権法)を取得。2016年 4月より、仙台白百合女子大学非常勤講師。

樋川和子[2章、4章担当]
在イラク日本大使館一等書記官。東京外国語大学卒業後、外務省入省。在ウィーン国際機関日本政府代表部、在米日本大使館、外務省不拡散科学原子力課などで主に核不拡散を担当(2013年より外務省軍備管理・軍縮・不拡散専門官)。2014年より大阪女学院大学 21世紀国際共生研究科博士課程在籍。共著に「NPT ―核のグローバルガバナンス:第4章『核不拡散と平和利用』」(秋山信将編、2015年岩波書店)、Human Rights, Human Security, and State Security: Treaty on the Nonproliferation of Nuclear Weapons: As the Cornerstone of the International Nonproliferation Regime(Praeger Security International、2014年)。

藤田早苗[8章、謝辞担当]
英国エセックス大学ヒューマンライツセンターフェロー。名古屋大学大学院国際開発研究科修士課程修了、博士課程満期退学、エセックス大学にて国際人権法修士号、法学博士号取得。著書に The World Bank, Asian Development Bank and Human Rights (Edward Elgar Publishing,2013)、主要論文に「国際人権法の定める「情報にアクセスする権利」と秘密保護法」(『法学セミナー』2014年、6月号所収)など。

松下千津[1章、9章担当]
1990年代半ば、エセックス大学で本書の著者、マイケル・フリーマンに師事(人権学修士)。紛争後の復興と開発の現場で学んだのち、2002年より国連難民高等弁務官事務所職員。ヨルダン、アンゴラ、エリトリア、ケニア、ネパール等の現場で緊急援助、国家による難民保護システムの構築への提言などに携わる。ライデン大学大学院(国際公法修士)を経て、2013年より中央アジアに勤務。元 UNHCRカザフスタン上席地域保護担当官。

ご注文

2,800円+税

カートに入れる

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

同じジャンルの商品

おすすめ書籍

お知らせ

一覧

2017.04.18 PR

「季刊刑事弁護89号」- 朝日新聞「LGBT司法から支える」2017年4月11日

2017.04.18 PR

『つくられた恐怖の点滴殺人事件』民医連医療書評 - 2017年5月号

2017.04.13 NEWS

【解説】「共謀罪法案の提出に反対する刑事法研究者の声明(2017年2月1日)」

2017.04.13 重版

オンデマンド版発売[新着情報]

2017.04.10 NEWS

小森榮先生のご逝去を悼む

2017.04.09 NEWS

季刊刑事弁護 各号の特集一覧

2017.04.09 NEWS

季刊刑事弁護 各号のもくじ

2017.04.07 NEWS

和歌山カレー事件で、鑑定人に対して損害賠償を求めて提訴

2017.04.03 PR

『人質司法に挑む弁護』自由と正義書評 - 2017年3月号

2017.03.21 書店向け

『入管訴訟マニュアル[第2版]』宣伝フライヤー

2017.03.21 NEWS

第14回季刊刑事弁護新人賞授賞式開催

2017.03.17 NEWS

最高裁、GPS捜査について初の違法判断

2017.03.15 PR

月刊弁護士ドットコム「今月の関連書籍」で『コンメンタール可視化法』紹介。

2017.03.15 書店向け

『事例で学ぶ障がいのある人の意思決定支援』宣伝フライヤー

2017.03.14 書店向け

『非行少年のためにつながろう!』宣伝フライヤー

2017.02.23 イベント

『非行少年のためにつながろう!』装画家・個展のご案内

2017.01.30 NEWS

重版出来『弁護のゴールデンルール』11刷

2017.01.16 NEWS

決定!第14回季刊刑事弁護新人賞

2017.01.12 PR

月刊弁護士ドットコム・「新人弁護士におくる分野別オススメ書籍30」で推薦された本

2017.01.12 PR

『もう話そう私と巻原発住民投票』新潟日報書評

2017.01.05 NEWS

『刑事弁護ビギナーズver.2』補遺

2017.01.05 PR

『刑事司法改革と刑事弁護』自由と正義書評

2016.12.21 NEWS

メールマガジンのご案内

2016.12.20 NEWS

季刊刑事弁護 モニター募集

2016.10.20 NEWS

季刊刑事弁護 新人賞募集

2015.12.01 NEWS

『季刊刑事弁護』が第3回守屋賞を受賞