新刊

双方向型授業への挑戦

自分の頭で考える学生を

双方向型授業への挑戦

学生とともに作り上げた授業実践の記録

著者 木野 茂 編著
ジャンル 教育
出版年月日 2017/04/10
ISBN 9784877986711
判型・ページ数 A5・288ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

日本で始まった大学教育改革は当初、組織や制度の改革に重点が置かれ、授業のあり方については話し方や教材提示法など小手先の授業改善指導にとどまっていた。大学教育改革の最大の課題は「教える教育」から「学生自らが学ぶ教育」への転換である。筆者が試行錯誤してようやく到達した「学生とともに作る授業」(双方向型授業)の実践の記録を収録。本書から双方向型授業のつくり方とのその成功のポイントを会得できる。

 

 第1章 私の授業の一コマ紹介
第1部 双方向型授業とは何か
 第2章 知識伝授型から双方向型へ
 第3章 双方向型授業を始める
 第4章 大学授業に対する学生の選好
第2部 双方向型授業【実践編】
 第6章 第一歩は授業後のコミュニケーションから
 第7章 講義を聞くだけの一方通行にしない
 第8章 グループ発表で作る双方向型授業
 第9章 私の授業を受けた受講生の感想
 第10章 木野先生の授業に出会って……
第3部 双方向型授業への思い
 第11章 もう少し若ければ、私もやってみたかった大平祐一 立命館大学名誉教授)
 第12章 私の双方向型授業「多文化社会論」(ヴァミューレン服部美香 名古屋外国語大学外国語学部世界教養学科専任講師)
第1章 私の授業の一コマ紹介
1.1 大人数クラスでの対話型授業
1.1.1 300人の大クラス
1.1.2 大教室で座席指定
1.1.3 今日は対話型授業に挑戦しましょう
1.1.4 90分の講義を30分でスライドショー風に
1.1.5 発表班から私の事前質問への回答
1.1.6 「あなたならどうする?」の対話型授業
1.1.7 今回の対話型授業で考えた学生たち
1.2 ディベートのチーム合戦
1.2.1 講義型授業でディベート大会
1.2.2 ディベートの班編成とディベートまでの準備
1.2.3 ディベート課題の変遷
1.2.4 ディベート大会
1.2.5 ディベート大会を終えて——受講生の感想
1.3 授業で学生に演じてもらう討論劇
1.3.1 討論劇の上演を始めたきっかけ
1.3.2 役者の募集と練習
1.3.3 討論劇の間は、私語も居眠りも出ない
1.4 バンザーイ!で終わる授業
1.4.1 バンザーイ!で終わる授業のきっかけ
1.4.2 バンザーイ!で終わった後の受講生の声

第1部 双方向型授業とは何か
第2章 知識伝授型から双方向型へ
2.1 エリート教育から大学大衆化時代の教育へ
2.1.1 大学の大衆化からStudent Powerの時代へ
2.1.2 FDとパラダイムシフト、日本では……
2.2 学生とともに進める教育改革へ
2.2.1 Student Powerが私に残したもの
2.2.2 自主講座は私の双方向型授業の原点
第3章 双方向型授業を始める
3.1 自主講座を正規化した授業:「公害と科学」
3.1.1 大阪市立大学の教育改革で実現
3.1.2 「公害と科学」のシラバス
3.1.3 11年間続けた最初の双方向型授業
3.2 教養科目でゼミナールを開く
3.2.1 大阪市立大学の「人間と科学 演習」
3.2.2 「人間と科学 演習」のシラバス
3.2.3 立命館大学でも教養ゼミナールを始める
3.2.4 立命館大学の「アクティブ・ラーニングの探究」のシラバス
3.3 双方向型の多様な試みに挑戦:夏季集中講義
3.3.1 大阪市立大学の夏季集中講義「科学と社会」
3.3.2 夏季集中講義「科学と社会」のシラバス
3.4 学生が作る授業への挑戦:「ドキュメンタリー・環境と生命」
3.4.1 講義ではなく、TVドキュメンタリーから始める授業:大阪市立大学の「ドキュメンタリー・環境と生命」
3.4.2 「ドキュメンタリー・環境と生命」のシラバス
3.4.3 さらにグループ研究にまで発展:大阪市立大学・立命館大学
3.4.4 進化した「ドキュメンタリー・環境と生命」のシラバス
3.5 「公害と科学」をさらに双方向にした後継科目:「科学と社会」「現代環境論」
3.5.1 講義型授業をさらに双方向に工夫
3.5.2 「科学と社会」「現代環境論」のシラバス
3.6 グループ研究発表で作る双方向型授業
3.6.1 立命館大学での「科学的な見方・考え方」
3.6.2 「科学的な見方・考え方」のシラバス
第4章 大学授業に対する学生の選好
4.1. 日本の学生は主体的な参加型授業を好まない?
4.1.1 ベネッセの「大学生の学習・生活実態調査」
4.1.2 主体的な参加型授業を経験した学生でも望まない?
4.2. 私の授業を受けた学生の学生主体型授業に関する調査
4.2.1 学生主体型授業の経験率
4.2.2 学生主体型授業の選好は経験率とは関係がない
4.2.3 私の授業を受けた学生の意見
4.3. 学生主体型授業と学習時間
4.3.1 私の授業の学習時間と学習内容
4.3.2 日常学習があってこそのパラダイムシフト
第5章 学生とともに作る授業から学生とともに進めるFDへ
5.1 学生とともに進めるFD
5.1.1 学生FDとは学生の視点で授業や教育を変えようとする活動
5.1.2 学生FDスタッフの思い
5.2 学生FD:「大学を変える、学生が変える」
5.2.1 大学間・教職学で学び合う「学生FDサミット」
5.2.2 全国に広がった学生FD:学生の視点で教育を変えよう

第2部 双方向型授業【実践編】
第6章 第一歩は授業後のコミュニケーションから
6.1 授業後の感想で交流するコミスぺ
6.1.1 コミュニケーションは授業の感想から
6.1.2 コミスペでのディスカッション
6.2 授業後の交歓会でのコミュニケーション
6.2.1 オフィスアワーではなく交歓会にした理由
6.2.2 交歓会
6.2.3 最も盛り上がった交歓会
6.3 ICTをコミュニケーションに活用
6.3.1 コミュニケーションへのメールの利用
6.3.2 コミュニケーションへのインターネットの利用
6.3.3 コミュニケーションの評価
第7章 講義を聞くだけの一方通行にしない
7.1 リーディング・アサインメントを必須に
7.1.1 アサインメントの必要性
7.1.2 アサインメントの効果
7.2 教材に工夫を
7.2.1 教科書またはテキストを作ろう
7.2.2 レジュメ・スライド・プリントなどの工夫
7.2.3 映像作品の使い方
7.3 授業展開に工夫を
7.3.1 双方向型授業への導入の仕方
7.3.2 ゲストの招聘と短歌作りの工夫
7.4 ワンポイント・クエスチョン
7.4.1 講義中に挿入する効果
7.4.2 クエスチョンの例
7.5 魅力的なお題でグループワーク
7.5.1 講義中に挿入する効果
7.5.2 グループワークの例
第8章 グループ発表で作る双方向型授業
8.1 学生とともに作る授業へ
8.1.1 講義を中心としない学生主体型の授業へ
8.1.2 グループ研究発表の学生主体型授業
8.2 大人数クラスでのグループ研究への挑戦
8.2.1 大人数クラスでのグループ分け
8.2.2 発表までのグループワーク
8.2.3 発表会こそ、この授業の醍醐味
8.2.4 このハードな授業を乗り切った学生たち
8.3 グループ研究発表で授業を作る
8.3.1 発表会での学生による相互評価
8.3.2 グループ研究発表の紹介
8.4 グループ研究を組み合わせた授業
8.4.1 「ドキュメンタリー・環境と生命」でも始める
8.4.2 前半の授業はドキュメンタリー鑑賞
8.4.3 後半の授業はグループ研究発表
8.4.4 テーマ別グループ研究発表
第9章 私の授業を受けた受講生の感想
9.1 授業を終えてからの受講生の感想は宝物
9.2 講義型の双方向型授業
9.2.1 「公害と科学」
9.2.2 「科学と社会」
9.2.3 「現代環境論」
9.3 演習型の双方向型授業
9.3.1 「人間と科学 演習」
9.3.2 「教養ゼミナール」
9.4 グループ研究の双方向型授業
9.4.1 「ドキュメンタリー・環境と生命」(大阪市立大学)
9.4.2 「ドキュメンタリー・環境と生命」(立命館大学)
9.4.3 「科学的な見方・考え方」
第10章 木野先生の授業に出会って……
10.1 初期の受講生に励まされて
10.1.1 「自分」を作ること——米村薫
10.1.2 先生の言葉は今も頭の隅で光ってる——齋藤朋子
10.1.3 学生とともに学び合う場に——浪崎直子
10.2 その後の大阪市立大学の学生たち
10.2.1 「人」への責任を意識すること——前田智子
10.2.2 一生かかって考えていかねばならない宿題——保科あずさ
10.2.3 専門家としての責任を叩きこまれた——山本崇正
10.2.4 社会と自分自身を問い続ける学びの場——川那恵
10.2.5 大学生のうちに他人と話しあう機会を持とう——三藤由佳
10.3 その後の立命館大学の学生たち
10.3.1 授業の外に学生を飛び立たせる不思議な力——山川朝未
10.3.2 双方向的要素は業務でも必要——小野将成
10.3.3 日本の大学で学べなかったからアメリカへ——赤井元香
10.3.4 自分で考え、それをうまく伝えること——井上潤平
10.4 授業の伴走、ゲスト、モグリとして
10.4.1 木野先生の授業に伴走して——山中由紀
10.4.2 ゲスト講師に呼ばれて——金正美
10.4.3 授業モグリに誘われて——藤田三奈子

第3部 双方向型授業への思い
第11章 もう少し若ければ、私もやってみたかった 大平祐一 立命館大学名誉教授
11.1 従来型の授業を続けて——私の反省
11.1.1 はじめに
11.1.2 私の授業
11.1.3 授業改善の努力とその結果
11.1.4 従来型授業を35年間やってみて
11.1.5 おわりに
11.1.6 シンポジウムを終えて
11.2 木野茂先生の授業を拝見して
11.2.1 目からウロコの体験
11.2.2 グループワークが鍵なのか
11.2.3 私の授業を改善する手がかり
11.2.4 私の授業のアンケート結果
第12章 私の双方向型授業「多文化社会論」 ヴァミューレン服部美香 名古屋外国語大学外国語学部世界教養学科専任講師
12.1 自己紹介
12.2 木野先生の講演会と授業見学
12.2.1 講演会での気づき
12.2.2 授業見学の動機
12.2.3 今まで私が受けてきたプロジェクト型授業の感想
12.2.4 木野先生の授業の感想
12.3 私の双方向型授業の実践
12.3.1 2016年度の授業「多文化社会論」の実践
12.3.2 「多文化社会論」の学生の感想
12.3.3 双方向授業「多文化社会論」についての私の思い

ご注文

2,800円+税

カートに入れる

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連書籍

同じジャンルの商品

おすすめ書籍

お知らせ

一覧

2017.07.20 イベント

『なんで、「あんな奴ら」の弁護ができるのか?』装画家・個展のご案内

2017.07.13 NEWS

「接見禁止撲滅キャンペーン」レポート募集

2017.07.10 NEWS

季刊刑事弁護 各号のもくじ

2017.07.07 NEWS

自民党憲法改正推進本部、「緊急事態条項」を議論

2017.07.05 NEWS

大崎事件再審開始決定で、検察側は不服として即時抗告

2017.06.28 重版

オンデマンド版発売[新着情報]

2017.06.21 NEWS

「季刊刑事弁護新人賞」支援のお願い

2017.06.20 NEWS

治療的司法研究センター設立

2017.06.09 イベント

犯罪学研究センター公開研究会(第4回)7/14

2017.06.06 イベント

えん罪を生まない捜査手法を考える 6/18

2017.06.06 イベント

「共生社会を創る愛の基金」第6回シンポジウム 7/1

2017.06.06 イベント

治療的司法研究センター設立記念講演会 6/10

2017.06.05 イベント

6.11映画上映会&シンポジウム 上原裁判と司法の在り方を考える

2017.05.16 イベント

 <刑事弁護実務セミナー第2回> LGBTと刑事弁護

2017.05.12 NEWS

免田事件——7月で、初の死刑再審無罪から34年

2017.04.18 PR

「季刊刑事弁護89号」- 朝日新聞「LGBT司法から支える」2017年4月11日

2017.04.18 PR

『つくられた恐怖の点滴殺人事件』民医連医療書評 - 2017年5月号

2017.04.13 NEWS

【解説】「共謀罪法案の提出に反対する刑事法研究者の声明(2017年2月1日)」

2017.04.10 NEWS

小森榮先生のご逝去を悼む

2017.04.09 NEWS

季刊刑事弁護 各号の特集一覧

2017.04.07 NEWS

和歌山カレー事件で、鑑定人に対して損害賠償を求めて提訴

2017.04.03 PR

『人質司法に挑む弁護』自由と正義書評 - 2017年3月号

2017.03.21 書店向け

『入管訴訟マニュアル[第2版]』宣伝フライヤー

2017.03.21 NEWS

第14回季刊刑事弁護新人賞授賞式開催

2017.03.17 NEWS

最高裁、GPS捜査について初の違法判断

2017.03.15 PR

月刊弁護士ドットコム「今月の関連書籍」で『コンメンタール可視化法』紹介。

2017.03.15 書店向け

『事例で学ぶ障がいのある人の意思決定支援』宣伝フライヤー

2017.03.14 書店向け

『非行少年のためにつながろう!』宣伝フライヤー

2017.02.23 イベント

『非行少年のためにつながろう!』装画家・個展のご案内

2017.01.30 重版

重版出来『弁護のゴールデンルール』11刷

2017.01.16 NEWS

決定!第14回季刊刑事弁護新人賞

2017.01.12 PR

月刊弁護士ドットコム・「新人弁護士におくる分野別オススメ書籍30」で推薦された本

2017.01.12 PR

『もう話そう私と巻原発住民投票』新潟日報書評

2017.01.05 NEWS

『刑事弁護ビギナーズver.2』補遺

2017.01.05 PR

『刑事司法改革と刑事弁護』自由と正義書評

2016.12.21 NEWS

メールマガジンのご案内

2016.12.20 NEWS

季刊刑事弁護 モニター募集

2016.10.20 NEWS

季刊刑事弁護 新人賞募集

2015.12.01 NEWS

『季刊刑事弁護』が第3回守屋賞を受賞