タテマエ・ホンネ論で法を読む
第1部 タテマエ・ホンネの世界
第1章 「タテマエ」と「ホンネ」の群像
1 「タテマエ」と「ホンネ」という言葉を巡って
2 身の回りの世界における「タテマエ」と「ホンネ」
3 「各論」から「総論」へ
4 「タテマエ」と「ホンネ」の構造
5「論理的な言い回しおよび通俗的な言い回しの世界」における「タテマエ」と「ホンネ」
6 「外来語系の対比例」
第2章 日本の法文化における「タテマエ」と「ホンネ」
1 発想の出発点
2 「タテマエ」・「ホンネ」を見抜く複眼的レンズ
3 歴史に見る法の継受
4 天皇制の構造
第3章 古代ローマにおける「タテマエ」と「ホンネ」
1 タテマエとホンネのギャップ
2 奴隷の歴史
3 家子と家長
4 婦女
5 ローマ法解析のための2つの「プリズム」
6 公法・政治の分野でのタテマエ・ホンネ
7 おわりに
第4章 「タテマエ・ホンネ論」の背景
1 筆者の個人的事情
2 「京のぶぶ漬け」の話
第5章 「タテマエ」と「ホンネ」の位置関係
1 はじめに
2 一種の「便法」
3 一点突破型と複眼型
4 タテマエ・ホンネの外国事情
5「タテマエ・ホンネ」の間柄
第2部 タテマエ・ホンネの使い分け
第1章 複眼的観察法のすすめ
1 はじめに
2 複眼的観察法
3 「タテマエもどき・ホンネもどき」
4 法の世界
5 痴漢事件に見るタテマエ・ホンネ
6 民事法の世界
第2章 「表」と「裏」、「外」と「内」で考える
1 「行動・事物」の背後を見抜く
2 「表」と「裏」
第3章 「形・形式・型」としての「法」
1 法の分野に絞って考える
2 「法」という字
3 法はタテマエ
4 法の属性としてのタテマエ性
5 タテマエとホンネの「分裂現象」
6 「形容詞型」の対比例
第4章 「法の世界」における「タテマエ」と「ホンネ」の対比図式(1)
1 「法」の周辺
2 「法」の種別
3 支配関係・力関係
4 法・規範・ルールへのスタンス
5 対人関係
第5章 「法の世界」における「タテマエ」と「ホンネ」の対比図式(2)
1 人を巡る法におけるタテマエ・ホンネ
2 民事法におけるタテマエ・ホンネ
3 刑事法におけるタテマエ・ホンネ
4 裁判を巡るタテマエ・ホンネ
第6章 「経済・政治の世界」における「タテマエ」と「ホンネ」
第7章 「自然科学の世界」における「タテマエ」と「ホンネ」
[コラム]
裁判外紛争処理手続における「ホンネ」1,2
ホンネがリードする調停
タテマエとホンネが融合した「訴訟上の和解」
あとがき