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2019.02.07
アメリカの大都市弁護士
その社会構造
アメリカの弁護士研究の原点となる書の邦訳
著者 | ジョン・P・ハインツ 著 ロバート・L・ネルソン 著 レベッカ・L・サンデファー 著 エドワード・O・ラウマン 著 宮澤 節生 監訳 |
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ジャンル | 法律 > 刑事法 > 専門書 |
出版年月日 | 2019/01/20 |
ISBN | 9784877987114 |
判型・ページ数 | A5・464ページ |
定価 | 本体4,800円+税 |
在庫 | 在庫あり |
第1部 弁護士というプロフェッション |
はじめに
第1部 弁護士というプロフェッション
第1章 『シカゴの弁護士』再訪
1.先行研究
2.データ
3.本書の課題
第2章 弁護士業務の性格変容 (イーサン・ミケルソンとの共著)
1.1975年の「2半球」仮説:方法論上の諸問題
2.1995年の重複パターン
3.業務分野による専門化
4.業務分野による依頼者の分化
5.1975年と1995年の時間配分
6.結論
第3章 統合と分裂
1.統合のメカニズム
2.弁護士会
3.ロースクールの階層化
4.民族宗教的な差異
5.人種、ジェンダー、および家庭的背景
6.業務環境
7.構造と機会
第2部 弁護士界の階層性
第4章 威信
1.名誉に関する3つの理論
2.威信
3.威信の決定因子
4.中核にある経済的価値観か、それとも、プロフェッショナルな純粋性か
5.威信の高い業務への参加
6.結論
第5章 組織
1.大規模法律事務所の経済的優位性
2.組織に関連した有利さ
3.法律事務所の類型論
4.民主制と参加
5.プロフェッションの自律性
6.給与の決定要因
7.変化する管理方針
8.組織原理
9.労働時間
10.課業構造
11.変化と継続性
第6章 キャリア (キャスリーン・E・ハルとの共著)
1.職歴とキャリア
2.キャリアの安定性
3.黄金時代とその衰退
4.プロフッションにおける卓越した地位への道筋
5.実務に就いていない弁護士
6.結論
第7章 所得額と所得格差
1.不平等の構造的源泉
2.実務に就いていない弁護士
3.所得と相関する個人レベルの要因
4.平等な正義
第3部 弁護士の生活
第8章 分裂する価値観(モニク・R・ペインとの共著)
1.シカゴにおけるデータ
2.弁護士の類型間における相違
3.クライアントの価値観への適合?
4.社会的価値観
5.結論
第9章 コミュニティにおける役割
1.シカゴのデータ
2.参加の全体的状況
3.全体的参加状況に関連する変数
4.誰がどこに参加するのか?
5.組織類型別の参加に関連する変数
6.リーダーたち
7.結論
8.付録:時代、年齢、コーホートの効果
第10章 弁護士界内部での人的なつながり
1.1975年のネットワーク
2.1995年のネットワーク
3.ネットワークの構造
4.民族宗教的および政治的な分化
5.結論
第11章 満足できるプロフェッションか(キャスリーン・E・ハルとエヴァ・A・ハーターとの共著)
1.職業満足についての研究
2.シカゴ調査の知見
3.弁護士界のハッピーアワーか
第4部 変容
第12章 変化のプロセス
1.自律性と影響力
2.プロフェッショナル支配の後退
3.需要
4.成長の理由
5.ローファームの構造とマネジメントにおける変化
6.弁護士・クライアント関係
7.組織の境界
8.ビジネス・メソッド
9.結論
監訳者あとがき─本訳書出版の経緯と日本の弁護士研究への「シカゴ調査」の示唆