『刑事司法改革と刑事弁護』自由と正義書評

葛野尋之著『刑事司法改革と刑事弁護』の書評が『自由と正義』(2016年12月号)に掲載されました。
評者は石田倫識氏(愛知学院大学法学部准教授)



〈本書は、刑事司法制度の変革期にあって、このような重責を担う刑事弁護人が日々の実務において直面するアクチュアルな課題、特に接見交通権を巡る今日的問題[...]を網羅的に取り上げ、今日における倫理の到達現を包括的に提示した研究書である。〉〈本書に通底する著者の問題関心は、「被疑者・被告人の主体性と参加」をいかにして確保するかという点にある。そのためには「精密司法の克服に向けた刑事手続の構造改革」が必要である、と著者は指摘する〉

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