『もう話そう私と巻原発住民投票』新潟日報書評

2017年1月8日付 新潟日報 書評欄「にいがたの一冊」に
高島民雄著『もう話そう私と巻原発住民投票 計画白紙撤回まで34年の回顧録
の書評が掲載されました。



〈元弁護士の著者は「昔を知る人が減り『8・4』だけで全てが解決したかのような単純かつ美化された見方が近年広がり、ずっと気になっていた」と語る。そこで、「正史」を残そうと本書の執筆を決意した。〉
〈「巻は多くの偶発的な自称が重なり撤回に至った。他地域で参考になるとは限らない」とする。それでも本書に込めたメッセージがある。「どんな苦境でも諦めない」ことの意味だ。小さな町に、愚直かつ必死に問題に向き合い続けた無名の多くの人々がいたからこそ、対立と混乱の歳月に終止符を打つことができたのだ―。そんなことをあらためて考えされられた。〉

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